(1)玄関廊(アトリウム)
地上に下りて改めて玄関廊に進んだ。円柱や角柱に支えられた天井を見ると金色に輝いているようだった。左側にはいくつかの扉が並んでいた。
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玄関の天井 |
(2)聖年の扉(聖なる扉とも、Porta Santa)
アトリウムから内陣に入る5つの扉のうち右端の扉は聖年の扉と言われる。2016年(2015年12月8日~2016年11月20日)は特別聖年とされ、扉が開かれていた。通るには予約が必要だったようで、僕は入れなかった。
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聖年の扉 |
【余談】聖年は1300年に始まり、25年ごととされている。前回は2000年で大聖年とされた。聖年の年にこの扉は開かれるが、通常は内側に塗り固められているという。
2016年は就任2年となったフランチェスコ教皇によって特別聖年(2015年12月8日~2016年11月20日)とされ、この年は「信者はが特別の赦しを与えられる」とされ、聖なる扉が開かれ巡礼者が多くなるそうだ。
(3)後陣 玉座の祭壇(聖ペトロの司教座とも)
上部へ上ったときに撮影した写真だが、見たところすでにミサが始まっていたようでかなりの数の信者が祈っていた。
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上部から見た後陣 玉座の祭壇 |
(4)クーポラ(Cupola ドーム)
まことに見事なものだ。中央の丸い穴のように見えるところは明り取りであろうか。
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クーポラの丸天井 |
(5)上部の回廊
エレベーターをおりたところで回廊があった。窓から光が差し込んでいた。回廊は2/3くらい歩くことができたが、金網が張られていて1階の床を見下ろすことはできなかった。この写真とこの前の2枚はともにその網の目から撮ったものだ。
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上部の回廊 |
(6) 青銅製の大天蓋(パルダッキーノ)
内陣の中央部、クーポラの真下に青銅(ブロンズ)製の大天蓋(パルダッキーノ)があった。ねじれ状の柱の間を通して玉座の祭壇が見えた。中央のステンドグラスが輝いていた。表面の色が黒ずんでいたためか、ちょっと異様な感じがした。
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青銅製の大天蓋 |
【余談】大天蓋はウルバヌス8世(教皇の在位1623‐1644年)の命で1924年に着手、1933年に完成したという。この天蓋の真下には聖ペトロの墓があるそうだ。設計・製作はジャン・ロレンツォ・ベルニーニという人で、大聖堂のいろいろな箇所で仕事を残している。
(7)身廊 上部から差し込む西日
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身廊 上部から差し込む西日 |
時計をみると6時近くになっていた。見どころはまだまだ沢山あるようで残念だったが、歩き疲れた見てまわる元気がなく外へ出た。