建国門駅で下り、地上に出て、ホテルニューオオタニ長富宮飯店に向かった。道を間違えたかなと思いながら、何とかホテルに着き、受付で、京劇を公演している梨園劇場の入場券を購入したいと告げると、梨園劇場はこのホテルとは別の前門建国飯店にあるとのことで、明日11日(日)の公演を予約した。
長富宮飯店を出たところ、外はまだ明るいので王府井まで歩くことにした。天安門前に至る大通り、ここら辺は建国門内大街と言うようだが、建国門北大街と交差する建国門橋で北側を見ると、乗用車やバスが猛スピードで通過していた。
建国門橋
進むと、ビルの入り口の「中国社会科学院」という表示板が目に入った。ここは、中国国務院直属の組織で、中国政府のシンクタン(イデオローグ?)といわれ、1977年5月、中国科学院の哲学社会科学学部をもとに新設されたという。
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中国社会科学院 |
大通りの南側にちょっと風変わりなビルがあった。中国海関総署のビルだった。この役所は国務院に属し、物品の輸出入の管理及び関税事務を所管するというから、目下の関税問題の司令塔を努めているのだろうか?
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中国海関総署 |
続いて、右手(北側)に「長安大戯院」の看板が見えた。建物の前には、京劇俳優の面に描かれた隈取りを象ったものが据えられていた。入口に向かう人の姿が見られ、アッと思った。先ほど、京劇のチケットを買って来たばかりだったことや出発前に調べた時はこの劇場の京劇の公演予定が見つからなかったからだ。
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長安大戯院 |
ようやく王府井に着いた。10数年前に一度着たことがあり、その折の記憶を頼りに、お茶の店を探した。店の構えは少々小さくなったように見えたが、同じ店名の扁額を見つけた。その店で、鉄観音茶とプーアル(普洱)茶を買った。
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王府井入り口 |
いささか歩き疲れたので、地下鉄に乗り、2駅目の西単駅で下り、ホテルに戻った。夕食は、近くの食堂で食べたが、この店は結構賑わっていて騒々しいくらいだった。
明日は、午前は人民大会堂から国家博物館へ、午後はもう一度天壇へ、夜は京劇を見る予定だ。