2019年1月21日月曜日

中国一人旅その1(20) 6月10日(土)夕刻 天壇公園と壇廟建物群

ホテルに戻り一休みしてから天壇へ見学に行くつもりだった。ところが目が覚めたのは4時が近かった。急いで宣武門駅のバス停に向かった。天壇公園の西門を通るバスを探して乗ったところ結構時間がかかり、着いたのは5時を回っていた。見どころが見られない公園のみの入場料15元(高齢者優待なし)を支払い、西門から入った。
西門(天壇公園の入り口)
導遊図(案内図)の左側に中文と英(米)文、右側は上から日本語、韓国語、ロシア語で、天壇の由来、建物、樹木、石などの見どころが簡単に説明されていた。
案内図
【余談】天壇は明・清の皇帝が天を祀り豊穣を祈った祭祀のための壇廟建築群である。明の永楽18年(1420年)に建築が始まった。現存の建物の大部分は清代の建築物だが、配置は明の嘉靖帝時代のままという。面積は273万㎡(東京ドーム58個に相当)。
西天門
【余談】天門は、東西南北に4つある。南北の天門は、広い通路が走り、その上に、南から北へ、円丘、皇窮宇、成貞門、祈年殿が建てられている。途中、東西の通路と交差するところが丹陛橋である。

西天門を通リ抜けると、右手(南方向)に建物が見えたので、そちらへ向かった。
東西の天門を貫く通路
堀があり、それに沿って進むと、斎宮の正面入り口に至った。
斎宮前の空堀(水)北側
斎宮の入り口に近づくため、堀に架かる橋を渡らなければならないが、すでに閉門されていたので、樹々が茂る中を進んだ。
斎宮の正面入り口(東向き)
三座門を通リ抜けさらに進み、九龍柏の方へ左(東方向)へ曲がり歩いた。
三座門
人の声が騒がしく聞こえてきたところで、この木に出会った。樹齢500年を越すという。木肌に九匹の龍が絡みついているように見えることからで、この名が付けられたそうだ。
九龍柏
天壇の壇廟建築物群のうち、南北軸に建てられた建築物2棟の一つが皇窮宇である。その周りの塀が回音壁と呼ばれている。この南側に円丘壇があるが、そこは見ないで、その北門、成貞門(皇窮宇を取り囲む4つの門の一つ)を通り抜け北へ向かった。
皇窮宇(中央)と回音壁(周囲の壁)
通路は結構長く、祈念殿にたどり着いたものの、中へは入れず、花甲門をくぐり、回り道をして、丹陛橋の下を通り抜け、七星石が置かれたところに来た。
祈年殿 中央は、漢白玉
祈年殿入り口
花甲門
七星石は、明の嘉靖帝(第12代、在位1521-1567年)の時代に、天壇の東南に置かれたという。実際の石は8個で、それは清の乾隆帝の世に、清の満族が中華の一員であることを証するために新たに置かれた。
七星石
この後、長廊(72軒廊とも)を渡り、東門を出た。地下鉄に乗り、東単経由で建国門駅に向かった。




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