次に紹介したいのは、祈りの場所the Prayer niche(mihrabミフラーブ)と言われるものです。
左側は、イランのカーシャーンKashanにあったthe Maiden Mosqueに由来するものだそうで、1226年の日付があり、イスラム石ペースト、光沢のある装飾、青とトルコ石のガラスなどを使って描かれています。高さ2.8m。
右側は、トルコのコンヤKonya(中央アナトリア地方の都市)にあったthe Beyhekim Mosqueに由来する14世紀後期ごろのもので、全体が青色を基調として陶製モザイクで表現されています。イスラムの書法による装飾的な文字、様々な花とつたの模様が鮮やかでした。高さ3.95m、横幅2.8m。
Prayer niche from the Maiden Mosque 1226年 |
Prayer niche from the Beyhekim Mosque 14世紀 |
最後に、もう一つ紹介したいものがこれです。図録によれば、14世紀の早い時期にグラナダのアルハンブラ宮殿にあったもので、西洋杉とポプラに様々文様が彫り込まれ、また、部分的に描かれているそうです。見上げるとその技法の巧みさに驚ろかされます。1.90×3.55×3.55m。
アルハンブラ宮殿に由来するドーム型天井 |
※図録 2012年第2版(英語版)@Prestel Verlag 9.95€
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