時々目が覚め、ぐっすり眠ったとは言えないような状態だったが、5時すぎに起床した。窓の外を覗くと小雨が降っていた。前夜、息子に託した荷物の中に傘を入れておいたままにしていたことに気づいたが、すでに遅しであった。
マイン川まで散歩したいと思っていたが、あきらめてレストランへ向かった。先客が一人だけで静かだった。しっかり食べておこうと、あれこれに手をつけた。
今日の予定は、午前中はケルン大聖堂ほか、昼にボンへ移動し、午後市内、とくに西ドイツ時代の政府や議会の跡を訪ねる計画であった。夕刻、ボンからハイデルベルグへ移動し、同駅で息子と再会することにしていた。
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シュタイゲンベルガーメトロポリタン ホテルの玄関 |
ホテルをチェックアウトし、外へ出ると幸いなことに雨はやんでいた。横断歩道を渡り、フランクフルト中央駅構内に入った。列車の発車までしばらく時間があったので、構内を散歩した。乗る列車ICE811はフランクフルト駅8:10、ケルン・メッセ駅9:14着であった。8時を過ぎ、7番ホームに入線した。
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DB ICE811 フランクフルト中央駅 |
車内は、ブルーの座席、テーブルを挟んで対面する席と1方向の席があった。私の座席は、2等25号車、窓側32番でした。因みに料金は49.5€(予約料4.5€を含む)でした。
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2等車の車内風景 |
【余談】 今回の旅では、ドイツ国内(フランクフルト~ケルン、ボン~ハイデルベルグ、シュツッツガルト~パリ)は、ドイツ鉄道DBで移動する計画であることから、”DBバーンカード25を39€で購入した。このカードには、所定の料金が25%引きとなる特典がある。そこで、3回の利用で、元が取れる(39€以上節約できる)と考えて購入した。すべてインターネットで購入し、クレジットカードで決済した。
さて、列車は定刻に発車し、9:14ケルン・メッセ駅に到着した。ICEらしく高速で、車内の掲示では300km/h近いスピードで走っていた。駅前に出たが、人の姿がほとんど見られず、周りを見ても、大聖堂らしい建物は見当たらなかった。駅の案内所の戻り、大聖堂はどこかと片言の英語で聞くと、もう一つ先のケルン中央駅らしいことが分かった。そもそもチケットを購入するときに間違っていたのだ。
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ケルンメッセ駅 人通りが極端に少なかった |
到着したホームとは別のホームで普通列車を待った。若い人が私の様子を見て、このホームで待つように助けてくれた。ほどなく到着した列車に乗り、ライン川にかかる鉄橋を渡ると、ケルン中央駅だった。
【余談】 後から気づいたことだが、ケルン・メッセ駅からライン川にかかるHohenzolern Bruckeホーエンツォレルン橋を渡って大聖堂に行くことができた。ケルンガイドの地図を良く見るとそのルートが示されていた。大聖堂の姿を良く見る、そしてライン川を歩いて渡るという絶好の機会を見逃してしまい、惜しいことをした、残念だ。