シュツットガルト駅に着いたが、予約したTGV9574の発車時間が迫っていた。息子とゆっくり食べたいと思っていた昼飯をあきらめて食べたいと思っていたけれど、あきらめた。列車に乗り込み、18号車96番の席に着いた。
列車は、定刻12:55に発車した。座席の向きが車両の中央で向き方向に対面となっていて、僕の座席は進行方向に対し後ろ向きであった。従っていつも車外の風景を見送っているような感じであった。
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シュツットガルト駅8番ホームのTGV9574 |
途中、ドイツのカールスルーへ13:35、次いで、フランスのストラスブール14:11までは目が空いていたようだが、知らず知らずのうちに眠ってしまったのか、独仏の国境を何時、どこで越えたのか分からなかった。路線図には、もう一か所ロレーヌという駅(この駅でフランクフルトからの路線と合流する)があるが、全き気づかなかった。
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2等車の車内 |
それからパリ東駅に着くまでの間、車外風景は農地、農地、農地であった。小麦を刈り取った後、新たに芽吹いているところもあった。道中、時ににわか雨がふったり、晴れ間がみえることもあったが、曇り空が重苦しく感じられた。
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車窓風景(1) |
小麦を刈り取った後の農地?
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車窓風景(2) |
刈り取られる前の小麦?
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車窓風景(3) |
列車は定刻16:35にパリ東駅Gare de l'Estに到着した。4時間弱の列車の旅だった。
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パリ東駅のTGV |
プラットホームからコンコースを通り抜け、地下鉄7号線を目指し、メトロのマークを探しながら進んだ。
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パリ東駅 パトロール中か? |
地下へ降る階段を見つけ、下ると改札口に来たようだ。チケット売り場があり、何人かの人が並んでいたので、後について並んだ。10回くらいは乗るだろうと考え、回数券を買った(1枚1.8€、10枚で14.1€だった)。
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パリ東駅コンコース |
7号線に乗り、5つ目のオペラOpera駅で下りた。ガルニエという表示に従って進んでいくと階段があって、上ると地上に出た。振り向くと、まさしくオペラ座(ガルニエ宮)であった。
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オペラ座(ガルニエ宮) |
さてここで予約したホテル エタジュニ オペラを探すのに少し手間取った。オペラ通りを少し歩けばホテル前のアンタン通りに至ると考えていたが。そのオペラ通りを見誤ったため、行ったり来たりして遠回りすることになったが、なんとかホテルを見つけることができた。
こじんまりとしたホテルで、フロントで中年の女性とフランス語で会話することもできず、こちらの思っていることが通じなかったが、予約票を見て納得したようで、キイをうけとり部屋に辿り着いた。
かくしてこの日から5日間のパリ生活が始まった。
荷解きをして、少し休んでから食事に出かけた。ホテル探しでうろうろした際、夕食を食べるレストランの見当をつけておいた。Hippopotamusというレストランで、ステーキとワインを食べた。
ホテルに戻り、シャワーを浴びてからパリでの予定を確かめて、早々に休んだ。明日5月30日(月)は、ルーブル美術館から凱旋門へ、そして夜はムーランルージュを見る予定であった。