2018年4月19日木曜日

独仏伊一人旅(57) 6月5日(日)午後 コロッセオ

コンスタンティヌスの凱旋門

西ローマ時代、副帝であったコンスタンティヌスが312年正帝マクセンティウスに勝って(ミルウィウス橋の戦い、312年10月28日)、唯一の皇帝になったことを記念して315年に建てられたそうだ。姿かたちともに美しく立派だ。
コンスタンティヌㇲの凱旋門
コロッセオ(1) 概要

ラテン語Colosseum 建設時の名称 フラウイウス円形闘技場 Amphitheatrum Flamium
ウェスパシアス治世の70年に工事が始まり、ティトゥス帝の80年に完成した。長径188m、短径156mの楕円形、高さ48m、収容人員は約5万人とか。入場するアーチは80門、このうち南1から東、北、西、南76と各アーチに番号がふられていて、入場券(テッセラ)にその番号が記されていたと考えられているそうだ。
ところで、客席は、前列が元老院階級席、中列(2層)が騎士階級席、その後ろ(3層)が裕福なローマ市民席、最上列(4層)が一般市民と女性席に分けられていた。

コロッセオ(2) 回廊
回廊に並ぶ人々

コロッセオ(3) 地下・地上の構造

地下には色々な設備が設置されていたようだ。通路の両側に小さな部屋があるように見える。
地上部の正面奥に1階の床が架設されていて、地下と対比できるほか、4層の観覧席が設置されていた様子がわかる。最上部の□窓は、日除けの天幕を張るために設けられたものだそうだ。
西から東方向をみた説明を追加

コロッセオ(4) 3枚の写真を合成したパノラマ
南方向から北方向をみたコロッセオ
コロッセオ(5) 長径の北西側
北西側
コロッセオ(6) 短径の中央部
中央部
コロッセオ(7) 長径の北東側
北東側
【余談】正面の白く見えるところ(パノラマでは右端)は闘技場Arenaの復元された床で、全体に厚い木の板が使われ砂が敷かれていたらしい。現在、イベントはこの床で開催されるようだ。


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