サンタ・マリア・ノヴェッラ中央駅で13時発のローカル電車に乗ってピサへ向かった。1時間足らずでピサに到着した。駅前の案内板で斜塔までの経路を確認して歩き始めた。広場
案内板
イタズラのためか、斜塔などが塗りつぶされているものの、見どころや経路は判読できた。ピサの街が城郭都市であることも良くわかった。
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案内板 |
アルノ川
上の案内板に見られるように大きく蛇行していることがわかった。
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ソルフェリーノ橋から見たアルノ川 |
行きに選んだサンタマリア通りのこの辺りでは人通りが少なかった。昼寝時間のためか?
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通りをまたぐ建物 |
ところが、ドゥオモ広場に近づくと観光客の姿が多くなった。左奥に斜塔の頭部が見えた。
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説明を追加 |
広場に着いて直ぐ目に入った斜塔(ピサ大聖堂の鐘楼)、この位置(東側)からは左に傾いて見える。すなわち、斜塔は北から南の方向に傾いているということだ。最上階の8階とその下の7階に人影が見えた。
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斜塔(1) |
ドゥオモ広場
斜塔の西隣(中央)にドゥオモ、さらに西側(左奥)に洗礼堂が並んでいた。
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説明を追加 |
チケット売り場に行くと、斜塔は1時間待ちと表示されていて、入り口の人が並んでいる様子が見られた。残念だけれど、戻りの時刻を考えて中の見学は諦め、一帯を散歩しながら斜塔、ドゥオモ、洗礼堂の外観を見てまわった。
その折のワンショット、斜塔に立ち向かう女性の雄々しい姿を紹介しよう。
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立ち向かう女性の雄々しい姿 |
ドゥオモの正面外観
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ドゥオモの正面外観 |
斜塔(ピサ大聖堂の鐘楼)
この位置(西側)からだと、右に傾いている。
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斜塔 |
斜塔の入り口
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斜塔の入り口 |
【余談】ピサの斜塔(鐘楼)の高さは55.86m、階段は296段、大理石製。工事は1173‐78年、1272‐78年、1360-72年の3期にわかれ、傾きは第1工期後には傾きは始まっていたそうだ。最上階の8階は傾斜が進んでいたため地上に対し鉛直に建てられたので、7階以下の塔と傾きが異なって見える。傾斜の原因は地盤の土質が不均等であったために、南側が沈下した(不等沈下の事例)。1990‐2001年に改修工事が行われ、安定化が図られた。これに先立って国際コンクールが実施され、優秀作5点の一つに日本の会社の提案が選ばれていたそうだ。改修前は5.5度傾いていたが、改修後は3.99度ということで、「少なくともあと300年は倒れる危険はない」という。
【余談2】国際コンクールは、1972年から1973年にかけて実施され、日本の株式会社鴻池組の提案は最有力で採択されることが期待されていたが、折から勃発した中東戦争の影響でイタリア政府は工事発注を見送ったとのこと。改修工事はそれから16年余後に着工されたことになる。
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