6月12日(月)朝8:45北京南駅を発車した和諧号(G111)は、10:49すぎ曲阜東駅に到着した。コンコースで手荷物預かり処を探し何とか見つけられたので預けてからタクシーに乗った。整備された道路を走り着いたところが曲阜城の南正門前で、「萬仞宮牆」という文字がが刻まれていた。この文字は論語の一節よりとられていて、「学問を収めるのに近道は無い、真面目に学ぶのみ」という意味だそうだ。
孔子(紀元前551-479年)の故郷といえるこの地に建立された建築物群、三孔の孔廟=学問所、孔林=墓所、孔府=旧宅のうち、孔廟と孔府の見学にとどめ、孔林には行かなかった。
曲阜城南正門 「萬仞宮牆」 |
5坊の最初は金聲玉振坊である。「金聲玉振」は、孟子の万章下「孔子聖之時者也。孔子之謂集大成。集大成也者。金聲玉振之也。」から取った言葉だそうだ。4本の柱の頭には朝天吼(ちょうてんこう)という一角獣が彫られているという。集大成の後の「金聲玉振之也」はちょっとわかりにくいが、「始まりと終わりの整っているさま」といい、「才知や人徳が調和して、よく備わっているたとえ」とも。孟子が孔子の人格を賛美した語ということだ。
金聲玉振 明の嘉靖17年(1538)建立 |
靈星門 明の永楽13年(1415)建立 手前は羊水橋 |
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