300万以上の人が訪れる屋上ドーム |
ドーム内部のトーチ |
トーチの回りに、連邦議会の歴史を物語る写真と説明が展示されていました。これらをひと回りしながら見ていくと、議事堂の歴史、ドイツの近現代史の一端を知ることができたように思います。
ドームの内側には、スロープが取り付けられていて、親子連れや学生など様々な人々が上り下りしていました。訪れる人は、年間300万人を超えるそうです。
スロープを上りながら外を見ると、ベルリン市内が360度パノラマを見るように眺められました。
【余談】 議事堂やドームがある国会ビルは、ティーアガルテンTiergartenというベルリン一の大きな公園((面積207ヘクタール。記録では1527年まで遡れ、1742年以降公園)の北西端に位置しています。
〔東方向〕 左手にテレビ塔、大聖堂の大屋根 |
テレビ塔はアレキサンダー広場に立っており、高さ368mとかで、200m余りのところに展望台があるそうです。
ベルリン大聖堂は、ホーエンツォルン王家の墓所で、数多くの棺が安置されています。ドームの高さは114m、270段の階段を上ると市内を見ることができるということです。
【余談】 ホーエンツォルン王家は、11世紀まで遡ることができる君主の家系で、第1次世界大戦の敗北により亡命したヴィルヘルム2世が最後の皇帝です。
ところで、この写真を拡大して見ると。クレーンが林立していることがわかります。建築工事が盛んに行われていて、いわば発展途上にあることを示しています。
〔南方向〕 正面にソニープラザ、 右手の黄色い屋根がフィルハーモニー |
ソニーセンターは、ソニーがダイムラーとの出資でポツダム広場に建設した複合施設で、2000年に完成しました。ソニースタイルストアがあります。
フィルハーモニーDie Philhaymonie(1960-1963)は、ご存知のとおり、ベルリンフィルハーモニックオーケストラのホームで、ユニークな建築様式と音響効果でを持ち、多くのコンサートホールのモデルになったと言われています。
西方向には、右手に連邦首相府、正面に世界文化館、大統領府、左手奥に戦勝記念塔が見えました。
連邦首相府Das Bundeskanzleramtは、1997~2001年に建設された連邦首相の官邸に相当する建物です。
正面の建物は、世界文化館Das Haus der Kulturen der Weltです。1957年に完成しました。かって、会議ホールだった建物で、アメリカ政府から寄贈されました。その独特の形状から、the ”pregnant oister"(子を宿したカキ?)と知られていると記されています。
この建物の左手先に、Das Schloss Bellevue(1785-1790)と呼ばれる建物があり、現在は連邦大統領官邸となっています。
また、左手には、戦勝記念塔Die Siegessaule(高さ69m、頂部に女神ヴィクトリアの像(金色、高さ8.3m)が載せられています。帝政時代の記念物です。
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