2015年7月13日月曜日

ドイツ・ポーランド一人旅(6) 5月29日(金) 連邦議会議事堂を見学 その3 開放的なドーム、屋上広場 

300万以上の人が訪れる屋上ドーム
エレベータを降りたフロアに、リーフレットや小冊子が自由に手に取れるよう棚に並べられていました。音声ガイドも備えられていました。残念ながら、日本語版はありませんでしたので、そのままドームに向かいました。

ドーム内部のトーチ
中へ入ると、ガラス張りの大きなトーチが天井に向かってそそり立っていて、驚きました。

 トーチの回りに、連邦議会の歴史を物語る写真と説明が展示されていました。これらをひと回りしながら見ていくと、議事堂の歴史、ドイツの近現代史の一端を知ることができたように思います。

 ドームの内側には、スロープが取り付けられていて、親子連れや学生など様々な人々が上り下りしていました。訪れる人は、年間300万人を超えるそうです。

 スロープを上りながら外を見ると、ベルリン市内が360度パノラマを見るように眺められました。

 【余談】 議事堂やドームがある国会ビルは、ティーアガルテンTiergartenというベルリン一の大きな公園((面積207ヘクタール。記録では1527年まで遡れ、1742年以降公園)の北西端に位置しています。

〔東方向〕 左手にテレビ塔、大聖堂の大屋根
東方向には、テレビ塔とベルリン大聖堂の屋根が見えました。

 テレビ塔はアレキサンダー広場に立っており、高さ368mとかで、200m余りのところに展望台があるそうです。

 ベルリン大聖堂は、ホーエンツォルン王家の墓所で、数多くの棺が安置されています。ドームの高さは114m、270段の階段を上ると市内を見ることができるということです。

【余談】 ホーエンツォルン王家は、11世紀まで遡ることができる君主の家系で、第1次世界大戦の敗北により亡命したヴィルヘルム2世が最後の皇帝です。

 ところで、この写真を拡大して見ると。クレーンが林立していることがわかります。建築工事が盛んに行われていて、いわば発展途上にあることを示しています。

〔南方向〕 正面にソニープラザ、
右手の黄色い屋根がフィルハーモニー
南方向には、ティーアガルテンの先、左手にソニーセンターが、右手にフィルハーモニーの黄色い屋根が見えました。

 ソニーセンターは、ソニーがダイムラーとの出資でポツダム広場に建設した複合施設で、2000年に完成しました。ソニースタイルストアがあります。

 フィルハーモニーDie Philhaymonie(1960-1963)は、ご存知のとおり、ベルリンフィルハーモニックオーケストラのホームで、ユニークな建築様式と音響効果でを持ち、多くのコンサートホールのモデルになったと言われています。
 

西方向には、右手に連邦首相府、正面に世界文化館、大統領府、左手奥に戦勝記念塔が見えました。

 連邦首相府Das Bundeskanzleramtは、1997~2001年に建設された連邦首相の官邸に相当する建物です。

 正面の建物は、世界文化館Das Haus der Kulturen der Weltです。1957年に完成しました。かって、会議ホールだった建物で、アメリカ政府から寄贈されました。その独特の形状から、the ”pregnant oister"(子を宿したカキ?)と知られていると記されています。

 この建物の左手先に、Das Schloss Bellevue(1785-1790)と呼ばれる建物があり、現在は連邦大統領官邸となっています。

 また、左手には、戦勝記念塔Die Siegessaule(高さ69m、頂部に女神ヴィクトリアの像(金色、高さ8.3m)が載せられています。帝政時代の記念物です。







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