四方を美術館MuseoやギャラリーGalleriaの建物に取り囲まれ、中に十字に通路が設けられていた。通路のベンチに腰掛けて休みながら周りを見渡した。
南側の建物の手前に金色に輝く「球のある球体」やその先の屋根越しにサン・ピエトロ大聖堂のクーポラ(ドーム)が見えた。
この松ぼっくりは、1~2世紀ころに鋳造され、8世紀の終わりに旧サン・ピエトロ大聖堂の玄関前にあったこともあり、現在地に移設されたのは1608年という。
北側 巨大な松ぼっくりPignaの彫刻 ブロンズ製 |
Sfera con sfera 球のある球体 直径400cm
アルナルド・ポモドーロ Arnaldo Pomodoroというイタリア人彫刻家の作品だそうだ。
下の写真は、外側の球体(直径400cm)に割れ目ができ破れたところから中の同じような球がむき出しになっているように見えたところ。見る位置、角度によって見える姿が異なる不思議な彫刻だった。
Sfera con Sfera(Sphere Withen Sphere) ブロンズ製 1990年 |
説明別の角度から見た球体 |
【余談】”Sfera con Sfera”で検索してみるといろいろな情報にふれることができた。
その一つ目は、同じような彫刻が、箱根の彫刻の森美術館をはじめ、何か所で展示されていること。二つ目は、この彫刻は回転すること、それも人が押せば回転することだ。
少し体も休まったように思えたところで、東側の建物に戻った。
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