朝日に陰るユニオン駅 |
【余談】 ユニオン駅の外観は、駅舎とは思えないクラシックな趣である。5月31日、2時間余り、ニューヨークでの忘れ物が届くのを待っていた顧客サービス室はどの辺りだっただろうか。
広いコンコースをあちこち歩いてバスターミナルを探した。3Fという表示を見つけたが、そこへどのように行けばよいのかがわからないため少しばかり焦りはじめた。パンフレットを手に持った親子連れが僕と同じようにバスターミナルを探して歩いているようなので、これ幸いと彼らの後について階段を2階へ、さらに3階へと上ってようやくバスターミナルに辿り着くことができた。
バスツアーの主催会社"Glay Line"の案内所で乗車券と引き換えて、乗り場に行くとすでに何人かの人たちが並んでいた。朝食を食べに行こうかと思ったが、時間の余裕がなく、また迷子になってはとの心配から我慢することにした。
ポトマック川を渡る |
ガイド |
ガイドは我々に説明を始めた。まず、旗について、北部連邦軍Federalの旗と南部連合軍Federateの旗を取り出し、拡げて説明していたらしい。僕はさっぱり分からなかったが、一行は結構楽しんでいたようで、笑い声が何度か聞かれた。ガイドも話術にたけていたのかもしれない。
掌に載せた先込め式鉄砲の弾 |
一通り説明が終わったのか、ガイドは一行を次の会場へ誘導した。向かったのは、メーンストリートに面したミニ博物館であった。2階の狭い部屋に長細いガラス戸棚と2段の長椅子があり、われわれはそれに腰掛けた。
ガイドは、戸棚の中に展示されたミニチュアを指で指示しながら説明していたようで、大砲の鉄弾(実物?)を手に載せて見せてくれた。
メーンストリート 前を行く人たちはツアーの一行 |
【余談】 ゲッティスバーグは、ワシントンDCの北、メリーランド州を北上し、ペンシルバニア州に入ったところで、145kmくらい離れているらしい。人口は7500人ほど、古く小さな町のようだ。
メーンストリートに面した建物の中には当時のものもあり、"CIVIL WAR BUILDING"という銘板が貼り付けられていた。
リンカーン大統領の演説は、1863年11月19日、国立戦没者墓地の奉献式においてであったという。バスは、この墓地の前を通り、Visitor Centerへ進んだ。
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