定刻に少し遅れた入線した列車から乗り降りする人も多く、車内に空席をなんとか見つけ腰を下ろした。満席だった。チキンフィオレの味は今一つであったが、腹の足しにはなった。
コブレンツ行きローカル列車 |
べートーベン広場と像 背後の建物は中央郵便局 |
【余談】 昨年、クラクフ(ポーランド)の中央市場で見た頭部の作者と同じかと思ったが、そのとおりかどうか。
街なかの教会 聖マルティン ミュンスター聖堂 ボン |
ミュンスター聖堂の中央祭壇 |
駅から先ほどと同じ道を辿りながら案内所を探した。幸い、道の左側、デパートの先、中央郵便局の手前で案内表示を見つけることができた。日本語の市街観光地図を買ってから、目的の西ドイツ時代の政府、議会の跡を訪ねたいと伝えたかったが、うまくいかなかった。それでも何とか地下鉄Underground Lines(Uバーン)でボン中央駅から5駅ほどのところに展示施設Haus der Geschichte der Bundesrepublik Deutschlandがあるらしいことがわかった。
大粒の雨が降り出し、空が曇ってきたので、急いだ。駅の地下通路を進むとUバーンのホームに通じる通路へ右折し坂道を下るよう歩いていくとホームに着いた。
案内所で入手したパンフレットとホームの路線図と見比べていると、若者が声をかけてきた。一瞬身構えたが、パンフレットを見せ、ここへ行きたいと片言の英語で言うと、驚いたことにこのホームではない、付いて来いといっているようで、不安ながら下ってきた坂道を戻り、隣のホームへ連れていってくれた。そして、電車が入ってきて乗るところまで見届けてくれた。ところが、こうした親切な若者の援助にもかかわらず、この先に不運が待っていた。
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