2014年8月5日火曜日

2014アメリカ一人旅 【ニューヨーク第5日 1/5】 ブルックリン橋をわたる

ブルックリン橋 ブルックリン側の起点・終点
5月30日(金) 今日はニューヨークで一日を過ごす最後の日である。スターバックスで、パンとコーヒーで朝食を済ませ、地下鉄1号線に乗って、マンハッタン島からイーストリバーを挟んだ東南方向の対岸に位置するブルックリンに向かった。途中、ChambersSt.で2号線に乗り換え、Clark St,で下車した。ブルックリン橋の起点を目指し、地図で通りの名前を確かめながらしばらく歩いて、ようやく目指す起点に至った。マンハッタンが来る車道とマンハッタンへ向かう車道の中間に歩道・自転車道が設けられていた。

 9時すぎ、いよいよ、ブルックリン橋に向かって歩き出した。歩道は、2本の自動車道の中間上部に釣り下げられていた。歩行用と自転車用は白線で区切られているだけで、自転車が来ないなら、ゆっくり歩くことはできたが、自転車はすごいスピードで走ってきたり追い越していくので、すれ違う際や追い越されるときは気を付けなければならなかった。ジョギングする人、散歩のような老人夫妻や若者のカップルなど多くはなかったけれど、橋をわたっていた。


鋼鉄のワイヤーロープ 太い4本、橋桁を吊り下げる無数のワイヤー

【余談】 橋の長さは1,834m、中央径間(2本の橋脚の間)486m、鋼鉄のワイヤーロープによるつり橋では世界で最も古いという。
 1883年5月24日に開通した橋は、1954年改修されたようだが、すでに140年余りの時が過ぎている。設計・施工はドイツ系移民の親子と子どもの妻が2代にわたり継承したということらしい。
 工事中に多くの作業員がケーソン病でなくなったというが、橋脚の水中工事によるものだろうか。

 橋脚の上端から片側2本ずつ太いワイヤーロープが張られ、そのワイヤーにそれぞれ2本の車道の橋桁を吊るワイヤーが取り付けられている状況が見て取れる。橋脚の近くでは、まるで鳥籠の中にいるようだった。 


中央部 北方向を望む

 眺望を楽しみながら歩いていると、一定の間隔で橋桁のつなぎ目があることに気づいた。以前、東京湾レインボーブリッジを渡ったときには気づかなかったが。

 そそり立つ2本の橋脚の中間辺りで歩道面が水平になったところにも、継ぎ目があった。歩き始めて30分を過ぎていた。継ぎ目は黄色に塗装された鉄板で覆われていた。(写真)
 
 ここではワイヤーロープも見えず、360度、イースト川の川上、川下、歩道の前方(マンハッタン島)、後方(ブルックリン側)をぐるりと見回すことができた。

 前方、橋脚の左側に、新しいワールドトレードセンター1号棟が見える。北方には、マンハッタン橋が見えた。

【余談】 イースト川には下流から3本の吊橋がかかっている。それぞれの頭文字を取って、BMWというのだそうだ。3本目は、国連ビルを通り過ぎたところにかかるウイリアムスバーグ橋である。
ゴンドラに乗ってロープを塗装する作業員
 マンハッタン島へ下り始めたところで、橋桁の手すりのネットに様々な鍵が取り付けられていた。幸せを願う恋人たちの絆の印を残しているのだろうか。

 吊り下げるロープをゴンドラに乗った作業員2人がローラーで塗料を塗りつけている様子が見られた。もの珍しそうにしばらく見ていた。(写真)
 作業員の仕事ぶりは慣れた手つきで、安全帯を着用しているのか確かめられなかったが、不安を感じているようには見えなかった。
 
 歩道では小さな手作りの土産物を売る露店を開く準備をしている2人組がいた。橋を渡る人のなかには、観光客が結構多いのだと思った。

 かれこれ450分は経ったころ終点に至った。飲み物などを売る出店があり、買っている人がいた。その先に、市庁舎公園の木々が見える。(写真)
辿り着いたブルックリン橋の終点


 今日はこれから市庁舎、チャイナタウンを経て、ワシントンスクエア、NYU、その後、エンパイヤ―ステートビルから五番街、最後にMomaへ向かう予定。かなり歩くことになりそうだ。



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