エンパイヤ―ステートビルの入り口 |
トップ オブ ザ ロックのように長い時間待つのではないかと思っていたが、入場時間の予約はなくすぐに中に入ることができた。写真奥の右側からエスカレータで上がり、そのフロアをひと回りするように、展望台へのエレベータの入り口になかなか辿りつけなかった。長い通路を歩く間には、ビルにちなんだ様々な雑貨や土産物を売るShopがあったり、壁に絵画や外観写真などを展示したりと、飽きさせないような様々な工夫が見られた。
そうこうするうちにようやくエレベーターホールにたどり着いたが、ここまで来るのに30分近くかかったような気がする。
【余談】 朝早くホテルを出た時の服装のままでここまで来たため、体が汗ばんできた。それで、着ていたコートやセーターを脱いだ。どうやらその時に、コートのポケットに入れていた地図を落としたらしいが、その時は気づかなかった。地図は、「地球の歩き方」から切り抜いてきたもので、小さく折りたたんで、初日から、便利に使い、色々記入してきた。本当に残念だった。
上りのエレベータは86Fまで一気に上昇した。ここの展望台でも、外気に触れながら、南から西、北、東、そして南と一周した。快晴ながら午後で、遠くはやや霞んでいた。初日にトップ オブ ザ ロックにおいて見た夜景とは異なり、マンハッタン島の地形的な特徴を良く確かめることができた。
南東方向 遠景 |
【南東方向】 中央を5番街が通っている。ワシントンスクエア公園で行き止まりになっている。ここには、凱旋門と緑の木々が見える。
また、五番街の手前から左にブロードウェイが伸びていて、ウォール街を通ってマンハッタン島の南端までつながっている。
右手の先には、新しいWTC1が見える。いかにも高い。ウオール街の高層ビルと比べるとその高さが抜きんでいることが分かる。
右側を流れるハドソン川の河口の先に、自由の女神像があるStatue Islandや移民局があったエリス島がかすかに見える。
【余談】 エリス島の移民局は、1892年から1954年までの60年間に、1200万人の移民を受け入れたということである。たいへんな数ではないか(年平均で20万人、1日当たり6000人弱が上陸したということになる)。
【西北方向】 西側に回って遠くを眺めると、イーストリバーが見えた。川向うは、ニュージャージー州。
西北方向 近景 |
近くに目を移すと目の下で、南北に通る7番街と斜めのブロードウェイが交差している。歩いている人の姿が判別できない。
その西北の角に、Macy’s(メイシーズ百貨店)が見える。地下鉄の34St.駅で降りて地上に出たときに気づかず、後でこの写真で知った。ニューヨークのデパートの買い物風景を観察するため、ぜひ寄ってみたいと考えていたところだっただけに、惜しいことをした。エンパイヤステートビルのことで頭がいっぱいになっていたのだろう。
【余談】 7番街は、この辺りではファッションアベニュー言われている。メイシーズの角に見える赤い広告に記さ
れて星のロゴは、そうした街のシンブルなのかもしれない。
北東方向 |
中央部の緑は、セントラルパークの森だ。ビルの谷間や屋根越しに、メトロポリタン美術館、ジャックリーン・オナシス池がわずかに見える。
手前のビル群のなか、中央やや左に、ロックフェラーセンターが見える。さらに左手には外壁にガラスを使った新しいビルもあり、再開発が進んでいることが窺えた。例えば、外壁が緑色のガラスや透明のガラスの建物がそれである。
【余談】 地図を見ていると、マンハッタン島は、ハドソン川、その上流から分岐したハーレム川、下流で合流するイースト川に囲まれている島であることが分かった。
東南方向 |
マンションが整然と立っている一角(団地?)がある。一体、何棟あるのか。地図には、スタイプサント・タウンと記されていた。
【余談】 イースト川沿いに4本の煙突が見えた。二日目の午前、観光船に乗ってイースト川を遡った際にも見た火力発電所らしい施設だ。生活の場がに隣接していることから、現在は稼働していないと思った。ところが、拡大して見ると、右側の2本の煙突の裾辺りから蒸気のような白い煙が出ていることが分かった。不思議な建造物というほかない。
エンパイヤ―ステートビルの86F展望台からの眺望を楽しんだ。さらに上層の102Fまで上ることができたが、次の予定があるので断念し、エレベータに乗って下り、5番街の通りに出た。4番街からバスに乗って次の目的地に向かった。
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