2014年7月20日日曜日

2014アメリカ一人旅 【ニューヨーク第2日 3/3】 ハーレム、コロンビア大学、そしてその界隈



  小一時間ほど眠って目が覚めた。ホテルを出て、地下鉄Cラインに乗り125St.で下りた。ハーレムの中心と言われるところである。125St.を東の方へ歩いて、アポロシアターを通り過ぎた交差点の北東の角に州政府ビルが建っていた。ハーレムの発展に貢献したアダム・クレイトン・パウエルJrという人の名を冠したビルである。その前が広場になっていて、一角にその人の記念碑(右の写真)があり、そばで二人の黒人がジャズを演奏していた。ハーレムらしいというべきか。

【余談】 125St.の南側を西に戻ろうと歩いていると、ある店のウインドウにセールのポスターが貼り出されていた。入ってみると、Levi’s501がなんと34.99ドル。こちらでは、セール価格は99セントで表すのが習慣のようだ。同じ型番のじーずがタイムズスクエアの店では78ドルだった(日本では1万円を超える)。買おうと思ったが、僕に合うサイズがなくあきらめた。


歩きながらやはり予定通りにと考え直し、そのままモーニングサイドAve.まで進み、その通りを南へ曲がり、コロンビア大学に向かった。
モーニングサイド公園に沿って、南の方向へしばらく歩いた。そろそろこの辺りではないかと思い、120St.と交わるところで、通りかかりの人に大学へ行く道を聞いた。指で指し示してくれた通り、この公園を横切り坂を登ると静かな街並みのところに出た。大学は近いに違いないと、地図を見ながら進むと、コロンビア大学TeacherCollege前に至った。その向かい側の入り口から、大学構内に入った。


円形の大学ホールの窓から、中で講義を受けているような数人の学生の姿が見えた。その西側を通り過ぎ、大きな図書館Low Memorial Libraryの前に出た。道路に続く階段の中段に、Alma Mater(アルママータ(恵みの母、母校などの意らしい)の像があった。(下の写真)
250年の歴史をもつ大学にふさわしいと感じながら、構内をしばらく歩いた。階段を下ると、広場があり、その先に大きな建物Butler Libraryがあった。そのファサードの上部に、ホーマーやプラトンなど古代ギリシャの詩人、史家、哲人らの名前が浮き彫りされているのが読み取れた。

一帯には、教授らしい人や学生と思われる姿も少なく、少し拍子抜けという感じがしないではなかったが、夕闇が迫ってくるなか、静かな構内であった。残念なことに、大学のBook Shopを覗くことを忘れてしまった。










 6時半を過ぎていただろうか、西門を出た通りの向かい側に、Noodle Shopの看板が目に留まった。中華料理の店かと思い、夕食を食べることにして中へ入った。

中国人と思われるウエイトレスに、バドワイザーとエビ・鶏肉そばを注文した。よく冷えたバドワイザーは、疲れ乾いた喉を潤した。大きなエビはぷりぷり感があって良かったが、鶏肉の方は味がしみていなく物足りなかった。食べ終わって代金をクレジットで支払うところで、チップを上乗せせずにサインした。ウエイトレスが指さすので、1ドル未満の端数セントを書き加えたところ渋い顔をしていた。少ないという意思表示だったようだ。気の毒なことをしたのかなと思ったが、書き直すというわけにもいかず、そのまま出てきた。

【余談】 計算書をよく見ると、税金込みの代金のあとに、Tipと合計金額を記入するスペースがある。Tipはその代金の5~10%ということなのか。
 
 ビールの酔い冷ましに近くを歩いていると、Book Cultureという書店があった。大学生らがどのような本を読んでいるのかに興味がそそられたが、どうもそのような雰囲気は感じられなかった。大学構内に書店があるからかとも思ったが・・・。手ぶらで出るのもなんだか惜しいような気がしたので、何か記念になるような本をと絵本コーナーを見ると、ラフカディオハーンの作品を基にしたThe Little Funny Womanという書名の絵本を見つけた。文と絵は、1972年に書かれたと記されていた。”Tee-he-he-he"と笑うことと米からおにぎりDumplingsを作ることが好きな小さな女性が地中に住む鬼に出合い、おにぎりを作ってあげ、帰ってきてから、大いに繁盛してお金持ちになるというストーリーのようだ。値段は3.99ドル、セール価格だった。

 地下鉄Eラインの116St(大学の西門前)駅から乗車し、50St.で下車、ホテルに帰着した。

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