セントラルパーク 岩石がむき出し |
5月28日(水)朝、タイムズスクエアのスターバックで、コーヒーとパンの朝飯を摂ってから、7Ave.を北へセントラルパークに向かった。目指すところは、メトロポリタン美術館(MET)である。
セントラルパークに入り、游歩道を歩き始めた。迷子にならないよう、地図を見ながら進んだ。マンハッタンの市街が岩盤のうえに築かれていることが、ところどころで岩肌がむき出しになっていることから確かめられた(右の写真)。
歩き始めて30分くらい経ったところと思うが、大きな通りに出た。その通りを横切って進んだことが間違いであることに気づいたのはしばらく歩いてからのことである。地図で現在地を確かめると、5th.AveからPark Aveまで来てしまったようだ。そこで、改めて5th.Aveを目指して歩き、セントラルパークに戻ることができた。何とかMETにかたどり着いたのは、予定時間よりおよそ1時間遅く、10時を回っていた。
MET五番街口 |
荷物預り所にバックパックを預け荷札を受け取ってから、「美術館案内」(日本語版)を入手した。大ホールに置かれたベンチに腰掛け、同案内の館内図を見ながらどの展示室を見るかそのフロアや位置を確めた。
昨年の同時期に訪問した大英博物館(BT)との比較も考慮し、ギリシャ・ローマ、エジプト美術を中心に、日本、中国、インド美術を見て回る予定を立てた。館内図には、1階・中2階と2階・3階の展示室が色分けされ、番号が記載してある。
まず、ギリシャ・ローマ美術(No.150~172)の展示室(No.150)からスタートした。興味を引いた展示品は写真を撮りながら、ゆっくりと見て行った。
昨年の同時期に訪問した大英博物館(BT)との比較も考慮し、ギリシャ・ローマ、エジプト美術を中心に、日本、中国、インド美術を見て回る予定を立てた。館内図には、1階・中2階と2階・3階の展示室が色分けされ、番号が記載してある。
まず、ギリシャ・ローマ美術(No.150~172)の展示室(No.150)からスタートした。興味を引いた展示品は写真を撮りながら、ゆっくりと見て行った。
次いで、アフリカ、オセアニア、南北アメリカ美術の展示室(No.350~359)に進んだ。オセアニア美術品のなかで、船(あるいはボート)、生活用品や装飾品は、人間と自然との関わりを示す、非常に珍しいものだった。BTでは、印象に残っていないが、見落としたのかもしれない。
昼に近づいてきたが、2階へ上り、アジア美術(インド、中国、日本など、No.200~253)を見た。中国美術では、千字文が素晴らしかった。端正な字体で文字が書き並べられていた。日本美術では、江戸時代の代表的な浮世絵師の作品が並んでいた。印象に残ったのは、白い玉砂利が敷かれる敷かれた箱庭に金色の「水石」が置かれ、絶えず水が流れていた(野口勇作)。
デンドゥ-ル神殿 |
休憩後、エジプト美術の展示室(No.100~150)へ向かった。目指したのは、デンドゥール神殿(No.131。紀元前1世紀)である。エジプト政府の許可のもと、遺跡を発掘し運んできて、展示している。BTでは、所狭しとミイラが展示されていたが、ここでは、ゆっくり見ることができた。
【余談】 いま、東京都美術館において、「メトロポリタン美術館 古代エジプト展」が開かれている。訪問したころには東京へ持ち出されていたのではなかったか。
それから、MET Storeで、妻にTシャツを、自分用にショルダーバッグを買った。
METを出たのは4時を回っていた。6時間余り、歩き疲れた。しばらく玄関前の階段に腰を下ろし足を伸ばして休めた。多くの人々が同じように座り込んでいた。
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