2014年7月29日火曜日

2014アメリカ一人旅 【ニューヨーク第4日 2/3】 ウォール街から9/11メモリアルミュージアムへ

下船後、Battery Parkという公園を通り抜け、Wall街に向かった。通りかかったトリニティ教会では、昼の礼拝が行われていた。この教会の前の通りが、Wall St.である。この通りに沿って、NYSEFederal Hall National Memorialなどの建物を見た。
NYSEは中へ入ることができなかったが、Federai Hallは内部をゆっくり見学することができた。


【余談】 Federai Hallは、初代大統領ワシントンが就任宣誓を行った地を記念する建物で、第1回連邦議会が開かれたという。現在は国定記念物National Memorialとなっている。円形のホールの隅にアメリカ建国初期の遺品を展示した大統領の執務室?や財務省の金庫に使われていたような部屋があり、非常に興味深かった。


 ついで、Chaseグループのビルやニューヨーク連銀の建物を見ながら、9/11Memorial Museumの方向へ進んだ。途中、Buger Kingの看板が目に入った。中は昼食時で混んでいたが、チーズバーガーとコーラを注文し(8.26ドル)、2Fに席を見つけて食べた。まずまずの味で、旨いというほどではなかった。コーラの味はさすがに変わらないと感心した。
折れ曲がった柱
 2棟の建物跡が四角形の池にして残されていた。その間の地中部分を掘り下げてMuseumとし、建物の規則正しく配置された柱の基礎部分を始め、折れ曲がった柱、回収された故人の遺品や消火に使われた消防車の遺物などが無数に展示されていた。 2003/9/⒒ 8:46の1機目のWTC1への突入、続く2機目のWTC2への突入、そして建物の倒壊と粉じんの飛散の状況が、モニターに映し出されていた。日本国内でも繰り返しテレビで放映されていた映像が思い出されたが、見ている人々の心に重く、深く染み入っているようだ。

 9/11Memorial Museumは、2003/9/11と1993/2/26のテロリストによる攻撃を厳粛に物語る国立の施設である。5月中旬に開館したばかり、見学者は多く、重苦しい雰囲気に包まれていた。



【余談】 1.なぜ倒壊したのかについて 展示されていた建築専門家の解析データの意味、折れ曲がった柱や切断された梁などは何を語りかけているのか。素人には理解できないもどかしさを感じた。
2.テロリストの攻撃について これにいかに対応するか、大変な議論があったであろう。そうした結果の一例が、空港を始め公共施設でのセキュリティチェックの厳格化である。アメリカの国際社会における行動に大きな変化が生じたと見られる。世界各地で起きている思想、信条、宗教などを背景にした武装集団による攻撃のニュースは尽きることがない。


 2つの池North PoolSouth Poolの壁に沿って絶えず水が流れ落ち、その音が途切れることはなく、見る人、聞く人のこころに様々な思いを抱かせる。

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